著作権の話は基本的に難しいですが、大事です。去年1月には、マビノギで最大手だったMMLデータ(マビノギで演奏するときの譜面データです)を公開していたサイトがJASRACにより閉鎖に追い込まれたそうです((( ゜口゜)))) MOEでもそんなことが起きたり、BAN対象になるなどいろいろ考えられます 以下、MOEの著作権についての説明 基本的に音楽の著作権は大きく2つに分けられます 1つは、JASRAC(カスラック)などの著作権管理団体が依頼人から代理として管理しているもの(店で売られているCDとかは大半がコレです) 2つ目は、どこの著作権管理団体にも委託せず、個人もしくは法人で管理している楽曲です(Flacomなどのゲームミュージックなどはコレに該当します。あとは個人作曲家などの作曲したもの、ネットでうpられてる簡単な自作曲など=たとえ10秒の音楽でも、音楽なので著作権があります) んでまず著作権に関連してMOEも演奏機能が実装されるのですが、そこで第一に、リアルで路上ライブをするときの場合はどうなのかというはなしなのですが、現実世界で路上ライブをするときに問題になるのは、以下の要件を満たしているかどうかということです。 (満たしていない場合、JASRACなどに金を払わなければならない→払わないと著作権法違反) 著作権法第38条 1:非営利目的 2:いかなる名目でも聴衆・観衆から対価を取らないこと 3:演ずる人に報酬を支払わないこと よくこれ誤解してる人いますが、これは(著作権の中の)演奏権の話です。つまりリアルでの話です。なので、MOEとは関係ありません。 そこでじゃあゲーム内ではどうなのかというと、MOEで問題になるのは、この著作権法の中にある送信権というものです(公衆送信権)。先に結論だけ言えば、「著作物をゲーム内で演奏する場合は著作権料を払う必要があります(払わなきゃ著作権法違反です)」 なぜこうなるかという根拠として、 1,著作権法38条は現実世界を前提とした演奏権などに関した法律であり、ゲーム内では基本的に関係がない(ゲーム内で自動演奏されるMIDIデータが楽器演奏によるものであると判断されない)。 2,著作権法23条(インターネット上の著作権に関する法律)により、仮に第三者の著作物をMOE内で演奏した場合、MOE内の演奏者は、その著作者の送信権を侵害しているため。 つまり、非営利目的だろうがなかろうが、利益を得ようが得まいが関係なく、著作権料を払わない限り、絶対に著作権法の一部である「送信権」違反になるわけです。よって著作物の演奏をどうしてもやりたい場合は、誰にも聞かれない場所でひっそりやるしかありません。 ちなみにニコニコ動画やニコニコ生放送は、ドワンゴが代わりに著作権料をJASRACなどの著作権管理団体に支払っています しかしこれは主に演奏権などに限ったものであり、本来は著作物をそのままアップロードするのは違反です またゲームの実況動画、生放送はほぼ全て違反です。動画見てる時は意識しにくいかもですが、仮にゲーム内BGMがそのままアップロードされてたらどうだろうか、と考えると違反だということがわかりやすいと思います。実況動画はそのBGMにゲームプレイ映像までくっついてるわけですから、完全にアウトです。生放送も同様にアウトです。ただそこまで言ってるとニコニコ自体成り立たないので、グレーゾーンとして浸透しています。ちなみにごく一部ですが、実況動画で訴訟に至るケースもあります(RPGの結末がわかるような動画のアップロードや、一部の著作権に敏感なゲーム会社など)
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